LPガスはお客様ごとの個別供給が中心ですが、都市ガスは導管によるエリア供給です。
また、LPガスは全国どこでも同じ品質なので、ガス器具も共通。都市ガスは、全国共通化には至っていません。
LPガスは自由料金、都市ガスは認可・届出料金です。
災害に弱い都市ガス
LPガスは、取り扱いやすさに優れたエネルギーです。一般に、お客様ごとへの個別供給となるので、設置が容易なうえ、災害時には素早く点検・補修ができるので、早く復旧できます。都市ガスはエリア供給なので、相対的に設置も復旧にも時間がかかります。

出典:LPガス消費者相談マニュアル
都市ガスには13種もある!
都市ガスには、7グループ13種類があります。ガス種に合った機器を使わないと不完全燃焼によるCO中毒などのおそれがあるので、違うガス種に替わるときは機器の買い替えや調整が必要になります。LPガスは同じ成分なので、日本中どこでもそのまま使えます。

料金は単位を統一して比較する
都市ガスと料金を比較するときは、熱量を同じ単位にして比較します。LPガスは1uあたりの熱量が都市ガスのほぼ2倍であることから、LPガスを10u使用したとき、都市ガスならその2倍、ほぼ20uが必要になります。
都市ガスとの料金比較の仕方
◯LPガス
1uあたりの熱量は100.4MJ <24,000kcal>
◯都市ガス
1uあたり46.0MJ <11,000kcal>のとき
◯料金試算例
LPガスを10u(=7,000円)使用したとき、都市ガスなら何uを使用したことになるか。

都市ガスを20u(=7,000円)使用したとき、LPガスなら何uを使用したことになるか。
